【化粧品の種類】
以下に化粧品を「成分配合」という視点から5つにわけてみます。
1.栄養を多く含んだ成分配合。機能・効果をうたう化粧品
美容成分をたくさん含み、肌に変化があることを期待する化粧品類。
コラーゲン配合化粧水や、プラセンタ入り美容液など。これらは特に、
大手メーカーや通信販売化粧品に多く見られる。
美容成分はたっぷり配合されているが、その美容成分を肌に浸透させるために、肌には不必要な成分(合成界面活性剤や合成ポリマー)も
含まれていることが多い。
2.旧指定成分(アレルギーを起こす可能性があると指定された成分)が無添加の化粧品
旧指定成分(*一覧表参照)を一切含まない化粧品。
アレルギーを起こす恐れのあるとされている配合成分を排除している。
3.合成界面活性剤を使わない化粧品
化学的に作られた成分を使用しない化粧品。おもにクリーム状にするために乳化剤として配合したり、
保湿剤・殺菌剤として製品の品質を保つために使われる合成界面活性剤。それらを排除している。
(*参考「界面活性剤とは」「合成界面活性剤一覧」
4.合成界面活性剤・合成ポリマーを使わない化粧品
3番の合成界面活性剤を含まず、さらに「合成ポリマー」も使用しない化粧品。
合成ポリマーは、合成樹脂とも呼ばれ、防腐剤や酸化防止剤として使われる。ただし、
化学的な物質であり、肌には不必要な成分。クリームをなめらかにしたりツルツルした感触を持たせる。
(*参考「合成ポリマーとは」)
5.スローコスメといい、自然環境を考えた成分を配合(天然植物など)の化粧品
化粧品配合成分を化学的なものではなく、天然成分で作った化粧品。植物のエキスや、
天然の恵みから化粧品を作っている。防腐剤も天然植物の防腐作用を利用したり、
成分を採取する植物を無農薬で栽培するこだわりの化粧品もある。
(*参考「スローコスメとは(天然植物とは)」)
このほかにも、アルコールを使わない化粧品、オイル分を含まない化粧品、
メイクアップ用品になると、「タール系色素」を使わない化粧品や紫外線吸収剤を使わない化粧品、
などと、もっと細かく分けることもできます。
|