「合成ポリマー」とは、合成樹脂・合成ゴム・合成セルロースのことです。
合成で作られているので、変質しないし腐らない原料として、化粧品に多く使われています。
少量でクリーム状にすることができ、さわり心地もやわらかくてべたつかないため、乳化剤として使われます。
また、ツルツルとした肌触りもあるため、クリームがなめらかになります。
【合成ポリマーは被膜】
肌がつるつるになった!と思っても、実はビニール状のクリームで肌をおおっているだけ、
という場合も有ります。合成ポリマーは水分をのがさないので、肌の上にのって、
肌表面がさらっとします。
また、合成物質なので、肌にあわなかったり、紫外線にあたって物質が変化したりと、
そのマイナス面も研究材料とされています。
化学物質なので、体内の汗や油を排出する通り道をふさいでしまいますし、
肌上にある常在菌も、合成ポリマーを消費はしてくれません。本来人間として機能していた肌の表面が、
化学物質によってふさがれてしまい、肌をいためることになりかねません。それでも合成ポリマーが
入った化粧品を使うと、肌表面はつるつるしますし、
肌触りもなめらかなので、自分の肌が痛められていることに気がつきません。
【代表的な合成ポリマー】
ジメチコン、カルボマーK、シロキサン、アルリル酸、セルロースなどが上げられます。
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